私が自転車に乗ってて楽しいなーと思うのは、一日掛けて県をまたいで走り回る「ロングライド」だったり、心臓をバクバク言わせながら駆け上り下っていく「ヒルクライム」&「ダウンヒル」だったり、悪路や山道をMTBで駆け回る「トレイルライド」だったりしますが、その中で一番は何かというと、実はこれだったりします。
「ルート探索」
地図を見て(見ないで)、目的地を目指したり、特にアテもなく直感に任せて走ったりするのです。ポタリングの一種かもしれませんが、私はあえてそれを「迷走」と呼んでいます。
そして、それで描かれたルートが「迷走地図」。
以前は、ランドマークの写真を撮って後で地図と答え合わせをしていたりしましたが、GPSロガーを持ち歩くようになってからは、より簡単にそれを楽しめるようになりました。(ルートを地図から読み直すという楽しみは減っちゃいましたが)
さて、前置きが長くなりましたが、今日はそんな迷走地図を描くべく以前から地図と睨めっこしていたルートを試しました。
それが、「入間川CRをほとんど使わずに、荒川CRから飯能方面へ抜けるルート」です。
もちろん太い幹線道路を使えばすんなり行くのでしょうが、自転車で走るには危険な上、面白みがありません。
先日、ゴールデンウィークにサイボクハムへ行った際、帰路でちょっとだけ迷走して帰ってきましたので、ヒントは得ています。(基本的に迷走は単独行動じゃないと出来ないので、その時は詰め切れませんでした。なぜ単独かというと、直感と自分勝手なルート変更ができなくなるから、です)
当初、関越道の脇を走るルートを想定したのですが、その時にGoogleマップをズームしてレベル16に達したところで「あれ?」という道を発見。幸いにもストリートビューが有効な道だったので見てみると……これは面白そう。
それがこのルートです。
より大きな地図で 入間川方面新ルート(候補) を表示
最初、羽根倉橋からアプローチを考えたのですが、そこまで北上するメリットがなさそうなのと254号(バイバス)側は走りたくないと考えて秋ヶ瀬橋を起点にしてみました。
ふじみ野駅を過ぎたあたりまでは普通な道に見えますがそこから先を見ると……ね、ヘンな感じでしょ?
ほぼ直線な場所がありますよね。こういう道って、大体2つのパターンになるんですが、一つは「水道道路」。都内のサイクリストにはなじみの深い「荒玉水道道路」や「多摩湖自転車道」がこれにあたります。地下に水道が通っているため、直線的に道が作られているうえ、水道管が破損しないように重量があるものを通さないため制限がついたり、自転車&歩行者専用道として運用したりしています。
もう一つは、「元農道」です。
荒川CRでいうところの羽根倉橋の迂回路です。田んぼの真ん中をひたすら真っ直ぐ走っている道というやつです。ただこのケースは、未舗装の可能性が結構あって、地図上だけでは判らなかったりします。今回はストリートビューのおかげでここが舗装路だということは判っています。
これは楽しみになってきました。早速現地へGO!
……と思ったら、仕事が忙しくなって棚上げになってしまいました。うーん。
ルイガノカップが間に挟まったりして、やっと土曜日に走ることが出来たわけです。
余談ですが……。
彩湖の管理橋に張られていた釣り防止ネットは取り外されたようですね。
景観があまりにもアレだったので、ちょっとスッキリ。
より大きな地図で 入間ルート試走 往路 を表示
これが往路のログマップ。
えー……出だしでイキナリ道を間違えまくりです(苦笑
志木駅の直前まで行ってしまうわ、戻ってまた違う分岐へ行っちゃうわで、GPSマップ様様でした(- -;
東武東上線を超える所は、当初の予定と変更して、「弁天橋」を左折しています。
実際に走ってみると、こちらの方が自転車では走り易そうに感じて曲がったのですが、大正解でした。
そして、国道254号線を超えたところで、例の道が始まります。
小学校横の細い道に入ってみると……。
キターー、終わりが見えない程にまーーーっすぐな道!!
これは、マジで真っ直ぐだ(笑)
ニヤニヤしてしまいます。フフフ……。写真を撮りまくる不審者な私。
しかし、細い道なのに、それなりに車が走ってきます。ふむふむ……やはり「使える道」の匂いがプンプンします。
そんな真っ直ぐな道をしばらく走っていくと、もっとも気になるポイントに到着しました。
より大きな地図で 入間ルート試走 往路 を表示
それが、ここ。
私が撮った写真を並べていきますが……
なに、この奥の細道。
車一台がギリギリ通れるくらいで、まともにすれ違えません。(時々、すれ違い用の避難ポイントが設けられてます)
両脇には林っていうか、森……が広がってます。
すげー、車がこなけりゃ、のんびり景色見ながら走りたいよ!!(追い越させるのも気の毒なくらい道が狭いので、40km/h巡航……orz)
ここを抜けると、関越道を超えるアンダーパスに出ます。
なるほど、これは交通量があるのも頷けます。
アンダーパスを抜けるとその先にある当初予定していた道が、未舗装の農道でした。
ということは、この道も農道だったということかな?ふむ。
エースコックの東京工場を横目に、今度は明らかに元農道だった道を走って、前回のサイボクハムツーリングで見つけた工場街の直線道を通ります。
新狭山駅横を抜け、真っ直ぐ行けば入間川、という寸法です。
このルート、素直に走れば入間川を通るルートよりもかなり短い距離で到着できそうです。
より大きな地図で 入間ルート試走 復路 を表示
復路は、ルートを再確認しながら戻ってきましたが、途中で雨が降り始めて……ドキドキしながらの走行でした。ホントに小雨レベルですんで良かった。
帰り道は、秋ヶ瀬橋ではなく、朝霞水門へ向けて走ってみました。
もうちょっと調整すれば、こちらからアプローチを始めた方が良いかもしれません。
ちょっとゴチャゴチャしてますけど、ネ。
本日もお美しゅうございます、閣下。 |