何かと「iPhoneに比べてxxx」とか言われて2chでは煽られるHybrid W-ZERO3(windows mobile6.5)ですが、しばらく使ってみて思ったことをいくつか。
●購入時の状態そのままで使うなら、iPhoneや普通の携帯電話を買ったほうがいい。
基本的にカスタマイズで自分向けに作り替える通信端末。そういう意味ではマニア向け。
「普通の携帯電話じゃ味気ないし、ちょっと違うものが欲しい」レベルで思っている人なら絶対iPhoneを買いましょう。ガッカリします。
●無料になったPHS通信をどう考えるか。
1450円でネットワーク接続が無制限としてもいいし、3G接続の料金だけ意識すれば良くなったので気兼ねしないで使えると考えるか。
●案外使う無線LAN
自宅のPCが無い部屋(リビングや台所など)でちょろっと使いたいときや、布団の中でだらーりとブラウジングして使うことがあるわけで、そんなときに無線LANモードを結構使っちゃう。
WiFiSnapを使えば、ルーター化できるのもメリットです。
●文字入力のしやすさはピカイチ。
携帯電話と同じダイアルキー方式なので、文字入力が非常に楽。
QWERTYキーとちがって片手入力できるのもメリット。長文メールはQWERTYのほうが良いかもしれないけど、twitterならこちらのほうが良い感じ。
iPhoneやHT-03Aのようになタッチパネルキーボードとは比べられない。
ただ、ハイブリ付属のソフトウェアキーボードの狭さったら……。
あとはShoinとどう付き合うか次第。
(もともとSH系ばっかり使ってるからShoinに違和感はない私)
●画面解像度は正義か?
ブラウザで見ていても結局ズームしちゃうし、そういう意味じゃ480x320と854x480の差はないかも。
でも、twitterのviewerやグーグルMAPなんかは、画面サイズでメリット大。
●ありえないほど使えないメーラー
標準で装備されてるメール機能は、信じられないくらい使いものになりません。
もう腹を抱えて笑っちゃうくらい。いまどきこんなサービスがあるのかって思います。
送信できないわ、受信できないわ、送受信で2分待たされるわ……。
別のメーラーを手動インストールできて、プッシュメール化できる人じゃなきゃもう……。
●WillcomUIのアップデートでいろいろ変わる。
一番困ったのが、セッションの持続時間が10秒になってしまったこと。
Twitterのクライアントにしている「MZ3」でデータ更新できずにハマってました。
HYBRID W-ZERO3の自動切断問題を解消するツールが公開で、10秒か180秒の2択ができるようになって、一応の問題は解決。
……レジストリをいじってしまえば解消できるんですが、手軽にやるならコレで。
●モバイルオフィスが標準装備。
なんだかんだといって、あると便利なOFFICE。
●カメラは結構マシ
たぶん、今までのWillcom端末中でもちゃんとしたカメラ。
もうちょっとシャッターと起動が早ければいうことなかったんだけどな〜。
ほかにもいろいろありますが、用途を絞れば、できる子になる要素は十二分にあると思います。
とくにtwitterやLive!のように文字ベースのコミュニティには有効な端末かも。
もともとWindowsMobile自体、iPhoneとは方向性が違うOS、結局のところミニPCなので比較しちゃいけないと思うんですけど、その辺は電話機上の機能で単純比較されちゃうから仕方ないのかな。Xperia(android)やWindowsPhone7でどういう流れになるか気になるところ。
本日もお美しゅうございます、閣下。 |