FCC19がまたひとつ進化。
待ちに待った新ホイールの導入です。
そのホイールは『MAVIC Ksyrium Elite』、2009年モデル!
しかしこのホイール、残念なことにまだ国内流通は芳しくない模様で、展示会で注文してきたというWing122にもまだ入荷していません。
当初、アルマーにはZONDAではなく、このキシエリがインストールされる予定でした。
が、入荷日が未定すぎて、たまたまお店に入ってきた09 ZONDAを購入。
ZONDA自体、非常に良いホイールで満足しているのですが、どうしてもキシエリのことがあきらめ切れません。
そこで、ちょうど巷で流行っている個人輸入なら手に入るのでは!?と、サイトめぐりを始めました。
円高で旨みが大きく、みんなが狙っているのはイギリスポンド。
ですが私が選んだのは、スイスの通販サイト。
スイスフランもそう悪くありません。
ちょっと送料が高いのですが、他の方が書かれていたブログによると商品の納品ミスが少ないようなので、今回はこちらで購入してみました。
発注したのは16日。
そこから商品発送されるまでに5日掛かっています。
更に船が出るまで4日。
海賊の襲撃をかわしつつ(笑)、日本へやってくるのに7日。
税関で3日止められて、郵送されてきたのが加えて2日後…って、21日掛かってるじゃん!
……イギリスのショップだともうちょっと早いみたいなので、次回はそちらを使ってみようかなと。
送料込みで675CHF。VISAで決済したレートが手数料込みで81.7円くらい。
通関税で1500円取られましたので、合計して56650円です。
一般的に個人輸入だと国内保証が受けられなくなるみたいですが、ちょっとリスクを犯してみてもいいと思ってしまう値段です。
ちなみにどうでもいいことなんですが、入っていた不在配達伝票の差出人に『SWITZELAND』って……。
それは国名なんですが(笑
ちょうど土曜日まで仕事で事務所詰めしていたので、日曜日のお昼頃に帰宅すると玄関先に箱が鎮座しています。
……間違って08キシエリとか入ってたら泣くぞ!
と、本気で思ってましたが、杞憂でした。
無事09キシエリ入手です。
FCC19で今まで使っていたKsyriumEquipeからスプロケとタイヤを外し、付け替えます。
ついでに前後のローテーションもしておきました。
キシエリはリムテープが不要なのですが、やはり接合部分にはシールが貼られていました。
さすがにこれだと怖いので、この部分だけリムテープを張ってチューブを入れます。
早速試走。
漕ぎ出した瞬間……あ、あれ?
なんだこりゃ、異常に漕ぎ出し軽いんですけど!!
それだけじゃない、ダンシングして振ってみても、
めっちゃ軽い!
すいすい振れちゃいます。
Wing122でモコツさんにお会いしたで、押し付けるように試乗してもらいましたが(笑)、やっぱりかなりイイ感触だった模様。
こいつは、超期待できますぞ!
このあとゴッチさんが大家さんから貰ったという干し柿を持ってお店に来たのでひとつ分けてもらい、ウマウマしながら帰宅。
さあ、明日が本番だ!
そして代休の月曜日。
朝5時半に目覚めたのですが……何ですか、この寒さは!
あまりにも寒くて、7時半まで家でグダグダ。
しかし何時までそうしていても仕方ないので、FCC19にまたがって出撃です。
それにしても漕ぎが軽い。
まったく別の自転車に乗っているみたい。
フレームとの相性も良くて、気持ちよくクルクルしていきます。
今日試したいのは登坂能力。
名栗の方へ行こうカナ……と前の日まで思っていた私でしたが、出発が遅かったのと寒さで悩みます。
入間大橋で左に行けば入間川CRで飯能へ、直進すれば東松山経由で(私がベンチマークにしている)横松郷。
30秒悩んで、直進しました。(ぉぃ
横松郷です!
うそです。物見山です。
完全に心が折れてます(ははは……。
ですが、十分にホイールの性能は体感できました!
アプローチの大東坂ですが、坂の上り始めの斜度があからさまに緩く感じる程、軽くまわせます。
うわーーー。マジで軽い!
メーターを見ても普段より3〜5km/hは速度が伸びてる!
ちょっと驚いてしまいました。
こんなに変わるものかぁ……。
前回アルマーで来た時よりも登坂が明らかに楽です。
(ただ、道中ゆるめな走行だったので、足が残ってたというのもありますが……)
その後、フィーリングを確かめながら小周回を3周。
Tさんが先々週にアウター縛りで上っていた話を思い出して、私も50Tの似非縛りでやってみたりしましたが、案外軽いギアでクルクルまわすよりも若干重いギアを回していく方が良さそうな……。
ただ重過ぎると踏めるけど速度は出ないので、適正なギアを模索しなければなりませんが。
さて、09キシエリのインプレをまとめますと、
●ホイール重量で単純に比較できない軽さ。
⇒ZONDAと同程度の重量ながら、漕ぎや振りの軽さはびっくりするくらい差を感じます。
●剛性感は十分。それでいてヒザにはこない踏み心地。
⇒FCC19のフレームと相性が良いからかもしれませんが、掛かりもいいですし、振っても回してもかなり気持ちよく走れます。
●ハブの回転が思いのほかいい!
⇒下手したらZONDAよりいいかも……。ただ初期状態ではエキップも良かったんですよね。様子を見てみないとちょっと分かりませんネ。
●でもやっぱりキシリウム。長く乗っていると突き上げが……。
⇒乗り味は硬めです! 路面のギャップで後輪がポンッと跳ねてバニホ状態になったこともありました。それと久しぶりに腰にダメージが…(笑
私のイメージでは、ヒルクライムをメインとしたホビーレーサー向けホイール、という感じでしょうか。
もちろん平地の加速もよいですし、ロングライドにも十分使えると思います。
ただ平地を25〜28km/hで緩めに走りたい乗り心地重視のサンデーライダーであれば、ZONDAの方が向いているかなーと。
ZONDAはどんなフレームでもバランスの良さを感じられるのですが、やはりMAVICはピーキーな設定なのかもしれません。
でも間違いなく、このホイールは値段にそぐわない性能を持っています。
来年のホイールの目玉になること間違いなし。(……だと思うんですよね
そうそう、書き忘れていました。
お約束の製造国は……『ルーマニア』でした。
おまけ。
Wing122にアルマーの試乗車が置かれました。
先日行ったときに半分くみ上げてあったので客注かと思ったら、試乗用だということで、組みあがったところにちょうどお邪魔したので早速自分のアルマーと乗り比べ。
アルテグラSLにBOMAのカーボンディープリム、ハンドル周り、サドルも同じくBOMAのカーボン物。
キシエリのイメージが残っていたせいもあるかもしれませんが、振ったときにちょっと重く感じました。
ZONDAを履かせた自分のアルマーと比べてもちょっと重いかな?
ただ、加速してからの巡航直進性はやっぱりいいですね。
見た目は格好いいなぁ……ディープリム。
でも、やっぱり私はZONDAで十分です(^^;
本日もお美しゅうございます、閣下。 |