●ほぼ1年ぶりのトピック更新がコレなのもどうなんだろうと思いながら。
Google+はほぼ毎日更新中でございます。
Win7→8→8.1と使ってきて、世間の一部で不評な8.1も安定しているので特に大きな不満もなかったのですが、ひと通りのメイン環境は10へとアップグレードを進めてます。
Insider Previewに参加していたので、操作体系や基本的なOS作りが8.1の延長線上にあることがわかっていたというのも大きいです。もっとも、もともとWindows Blue(8.1)時に搭載されると言われていた機能の実装が概ね済んだ状態=10だと考えると、そりゃ当然だろうとは思いますが。
ただ、今回のライセンス形態が今までと違ってハードウェアに紐付けされてるというちょっとわかりづらい形なので、アップグレードするか少しだけ迷いました。CPUやビデオカードを交換するとライセンスが無くなる?それとも再認証になる?……サポートへ問い合わせた人への対応もバラバラみたいなのが困るところ。
ハードウェアの更新時にライセンス再認証が必要になることはこれまでも有りましたが、ライセンスが無くなる(別のPCと判断されてOSを購入しなくちゃいけない)となると、PCの修理やアップグレードがしにくいですし、どうなんだろうなあと思ったんですが、これってPC=ノートやタブレットのような機器拡張&交換がない機材がメインになってきたと判断しているのかもしれないですね。
私の予想では、XP〜8.1のように「ネットワーク再認証」→「自動処理が不能なレベルだと電話アクティベート」のステップなだけという気がしています。
という雑感はこれまでにして。
今回導入した環境は、
・自宅メインPC(デスクトップ)
・自宅普段は使わないPCその1(ノート)
・自宅けっこう使ってるPC(タブレット)
・開発室メインPC(デスクトップ)
の4台。
予備機のVAIO-Cは内蔵ビデオチップがGeforce300系の特殊なもので、専用ドライバーじゃなければ動かない(nVidiaのページでも名指しで動かねーよと書かれてる)しろものなので、8.1へのアップグレードでかなり苦労した割に安定しなかったので、7のまま天寿を全うしてもらうほかありません。
Thinkpad SL510はライセンスはしておきたいので、後ほどアップグレードする予定。
録画機にしているPCは今回見送りました。
というのも、Win10はWindowsUpdateを行わないという設定が無い為、録画中でもお構いなしに再起動されてしまう可能性が残るからです。
これ、結構こまった話なんです。うーむ。
レガシーなドライバーを使わないといけない2つのPCは相変わらずXPから変更せず、HDMIキャプチャ環境もWin7で安定しているので、保留です。
●予約アップグレードはいつになるか判らない
AndroidのOTAと同じのようなもので、今回は事前予約をしておくと適宜アップグレードが始まる、というのがウリの一つでしたが、サーバー負荷を下げるためか、順番待ちになってます。
しかし少しでも早くアップグレードしたい人向けに、ツールが配布されています。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ここでISOからディスクを作るか、対象PC上でダウンロードアップグレードを行えばOK。
●アップグレードは簡単。でも「ハマり」はある。
今回のアップグレード、おそらく過去のWindowsで一番簡単な作りになってます。
Win7〜8.1の環境ならほぼ自分で手を入れることなく引き継げる感じです。
(一部の開発ツールで動作が怪しい話も出ているので様子は見たほうがいいとはおもいますが)
SSD環境では約1時間弱、HDDでは2時間前後かかりましたが、ほぼフルオートです。
3、4回クリック操作を要求される程度です。
ただ、一つだけそのままではアップグレードできない環境が、自宅メインPCでした。
SSDの先頭に作られるシステム予約領域が100MBしかなく、容量不足でインストールに失敗していました。
Win8〜では300MB以上作られるのですが、バックアップツールで移行した環境や、Win7の初期環境などでは100MB程度になっていることがありますので、ここを拡張する必要があります。
いろいろな方法はありますが、パーテーションツールを使ってサイズ変更するのが一番手っ取り早いと思います。
(リスクは伴うので、必要に応じてバックアップはしたほうがいいと思いますが)
私はEaseUSのパーテーションマネージャー(http://www.forest.impress.co.jp/library/software/easeuspart/)で未使用領域から捻出しました。
●タブレット機だと、ちょっと困ったトラブル?
これはWin8.1のころからあったんですが、AtomZ3735Fを搭載したNEC LAVIE Wを使ってて、タッチパネルが反応しなくなることが、頻繁にありました。
ただPC自体がフリーズしているのではなく、マウスでは操作ができるという状態なので、タッチパネルのドライバやソフトウェアに原因があると類推できます。
いまのところ判ってる事象は2つで、これについては解消方法もありました。
その1・ソフトウェアキーボードが、いくつかのキーを打ったあとにフリーズする
解消→「すべての設定」「デバイス」「入力」「タッチキーボード」から、「入力時にキー音を鳴らす」をオフにする
その2・ブラウザなどでスクロール時にフリーズする
解消→「コントロールパネル」「タッチ入力設定の変更」「タッチフィードバック」から、視覚フィードバックのチェックボックスを外す
※ただ、ブラウザ上で動画再生したりJavaScriptの動作でおかしくなった場合は再起動しないとほぼ直らない
《追記》
上記の方法(その2)は、もしかしたらあんまり影響ないかもしれないです。
それよりも、長押し判定を短くしてあげるほうが効果あるかも?しれない印象ですが、あくまで印象のみです。
どちらにしても、ブラウザ内で動画を再生するとコントロールのフォーカスがプラグイン内に持って行かれてタッチ操作できなくなる現象は出ますので、Winキーで強制的に一度スタート画面に戻したりして、タッチフォーカスを取り戻すのが賢明かもしれません。
ATOMクラスのCPUだと、この手のオーバーレイ処理はキビシイのかもしれません……。
これだけで随分とまともになりました。
《追記2》
その後の顛末。
http://diary.forge.jp/pasowota/entry/blog-entry-20151127-0.html
タブレットだともう一つ困ったこと。
初期設定で、画面の倍率が200%になっています。
指で触りやすいようになっているのは分かるんですが……サイズ変更が出来ないダイアログボックスなどは、OKやキャンセルのボタンが画面外に出てしまい非常に難儀します。(縦モードに変えたりしながら対応するしか)
150%くらいまで下げると、まだなんとか……。
1920x1200のパネルだと、8インチでは細かすぎて指で押すのが大変になりますけど、ね(・_・;)
デスクトップだと写真みたいに100%のままですし、Windowsはこの辺をホントなんとかしてもらいたい。
●Win10になっていいこと
実のところ、今はまだなにも無い……(;・∀・)
DirectX12を必要とするソフトもないですし、Chromeユーザーには、Microsoft Edgeに変えないといけない理由もないので、現在の環境が安定しているなら、アップグレードする必要はないかもしれません。
8.1に比べても起動がちょっと早くなった……なんて噂もありますが、SSDだとあんまり判らないですね。
うん。
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