HTC Legendのrooted、カスタムROM化、Font入れ替えのまとめ。(おおむね自分用)
●rooted(ルート権の取得) ※PCはWindowsでのやり方で記載。適宜LinuxとMacに読み替えて。
(1)用意するもの……生SDCard2枚、Android SDK
(2)参考記事……Android Custom Cookbook
(3)SDCardをLegendでフォーマットして、1枚を『Goldcard』にする。手順は(2)参照。
(4)GoldCardでハマりそうなところ→USB Driverのインストール
(5)Paulさんの手順に従って、Rootedする。
・r4-legend-root.zipをダウンロードする。
(状況によってはr4より新しいものがあるかも。要チェック)
・LegendにGoldcardを挿し、「戻る(←ボタン)」を押しながら「電源」ボタンを押す。
・「FASTBOOT」と書かれた画面が出たら、USBケーブルをPCに接続。
(Goldcard制作時にAndoroid SDKでUSBドライバは入ってるよね、PCに)
・zipを展開し、PCのコンソール画面(コマンドプロンプト)で、「step1-windows.bat」を実行する。
・step1の実行が完了したら、Legendの電源を切って「Goldcardを取り外し」、フォーマットされたもう一枚のディスクと交換する。
・もう一度「戻る(←ボタン)」を押しながら、「電源」ボタンでリカバリーモードに入りUSBケーブルを繋げ、ボリュームボタンで「BOOTLOADER」→「RECOVERY」と移動、電源ボタンを押して選択する。
・コンソールから「step2-windows.bat」を実行。rootedupdate.zipが転送されるまでしばらく待つ。
(2〜5分くらい?)
・転送が終わると、Legendがリカバリースクリーンになる。
(緑色の字で書かれている状態。青い字の方だと×なので、もう一度step2の手順を行う)
・『トラックボール』を使って、「wipe」を選び、キャッシュとデータの両方を削除。
(真ん中あたりのyesを選ぶ)
・「update zip from sdcard」で「rootedupdate.zip」を選択。
・Paul曰く、「ちょっと時間かかるから、マターリ待とうね(=゚ω゚)」
・アップデートが終了したらリブートして、rooted完了。
※Goldcardを抜くあたりから、Custom Cookbookの手順と違いますので注意!
※そのせいもあって、過去にroot取った状態が完全じゃなかった可能性ががががが。まあ、差し替えはできてるからroot自体は取れていたんですが。
●カスタムROMを入れる ※今回はAzure 0.6(CyanogenMod 6.0.0)
(1)用意するもの……rootedなLegend、ROM-Manager(マーケットでダウンロード)
(2)参考記事…… [ROM] Azure; CyanogenMod 6 - Xdadevelopers
(3)rootの取れているLegendで、マーケットを使いROM-Managerをダウンロードする。
(4)ClockworkMod Recoveryをインストールして、最新版にする。(この時点で2.5.0.1)
(5)derHofbauer.atから、AzureのROMをダウンロードして、SDCardにコピーする。一緒にAddonsの「Google Apps」もコピーしておくこと。
(6)SuperUserが許可を求めてきた時は、「Always Allow」か「Allow」を選ぶ。
(7)ROM Managerを使う場合
・「SDカードからROMをインストール」を選ぶ。
・「Azure-0.6.zip」を選択して、ROMのアップデートを開始する。
・アップデートが終了したら、同じ手順ででgoogle Appsのzipファイル(この時点ではgapps-az-20100816-0.6.zip)を選び、インストール。
(8)手動で行う場合 ※今回、私はこっちで行った
・ROM Managerの「リカバリへ再起動」を選択。本体が再起動。
・ClockworkMod Recoveryが起動したら、「Wipe」でキャッシュとデータを削除。
・『トラックボール』で、カーソルを移動して「install zip from sdcard」を選択。
・「Azure-0.6.zip」を選んでアップデートを開始する。
・Azure0.6のアップデート終了後、もう一度「install zip from sdcard」でgoogle Appsのzipファイル(この時点ではgapps-az-20100816-0.6.zip)を選び、インストール。
・インストールが終了したら、「戻る(←)ボタン」で元の画面に戻り、リブートする。
(9)froyoへようこそ。
●日本語フォントを入れる。
(1)用意するもの……インストールしたい日本語フォント(ttf)
(2)adb shellで、umount,rwなcpを行うと、out of memoryしちゃって上手くいきません。
(3)なので、zipにしてromインストールするのが手っ取り早いです。以下その手順。
・Google Apps辺りのZIPファイルを展開。
・「sysytem」フォルダの下にあるフォルダ&ファイル類を全部削除。
・「system/fonts」という形でフォルダを作成。
・fontsフォルダ内に使いたい日本語フォントを「DroidSansJapanese.ttf」の名前でコピー。
・「META-INF/com/google/android」フォルダにある「update-script」をエディタで開く。
・以下の形で保存。(systemフォルダをディレクトリコピーするスクリプト)
show_progress 0.1 0
copy_dir PACKAGE:system SYSTEM:
show_progress 0.1 10
|
・ZIPファイル化する。この時「ルートフォルダから圧縮」することを忘れずに!
(俺的失敗例→ installfontフォルダを作ってそこに先ほどのファイル類を置いて、「installfontフォルダごと」zipにしてしまった→展開するとinstallfontというフォルダが作られちゃうからリカバリーできない)
※なんでこういうことをしちゃうかというと、右クリックのコンテキストメニューから「圧縮」→「ZIP」とできるツールを入れているので、ついつい……。explzhのようなメニュー形式のツールだと確実です。
・SdCardもZIPファイルをコピーして、romインストールする。(カスタムROMをインストールした手順でこのZIPファイルを指定する。でもwipe dataとかしちゃダメ!!キャッシュだけ消しましょ)
・再起動して日本語が自分の望む文字になっていれば成功。
※最初からカスタムROMにfontを入れておくというのも良いです。
●カスタムROMを入れることで得られたモノ
・まだ公式に来ていないFroyo(Android 2.2)を体感!
まじパネーす、フローヨさん。ブラウザが速くなってるよ!
全体的に描画の動作が軽くなってます。もともとサクサクだったLegendですが、かなりいい感じに。
・Legendの元ROMでバグってた部分がいくつか直ってる
実はこれがかなり自分的には嬉しい。3Gを使う→Wifiを使う→3Gを使……えなくなる orz
という現象があったのですが、これが直りました。(公式のOTAアップデートでも直っているという話もありますが、何故かパッチが当たらないという状態だったのです……)
もう一つが、データ通信はできるけど音声通話はできなかったという謎のバグ。
Softbank(旧Vodafone)とDocomoのSIMで試したのですが、どちらでも通話ができませんでした。
これが今回のカスタムROM化で可能になって、使い方(B-mobileのTalking SIM等)によってはメイン電話にできる可能性も。
・カメラアプリが進化
これはFroyoの標準がこうなっているのかな?
今までできなかったISOの選択が可能になりました。しかも「デブラー」という項目が!
手ブレ補正です。結構ちゃんと効いてます。
変更して一番嬉しかった項目ですね。
もっとも、元の画質がそこまで良いカメラではありませんけど、Twitpic程度であれば十分。LEDフラッシュもありますし。(T-01Aに比べれば、全然綺麗。Hybrid W-Zero3くらい綺麗に撮れれば文句ないんですが……ハイブリはカメラ以外に文句ありすぎ)
・デザリング テザリングが可能(?)に! (基本的な書き間違いを……)
まだタメしてませんが、Froyoの目玉の一つ、テザリングはできそうな感じです。
つないだネットブックにUSBドライバーが入っていなかったので認識しませんでした。
これは後日。
●カスタムROMを入れることで失われたモノ
・Micromedia Flashの再生
Froyoの目玉の一つといえば、Flash10.1ですが……OTAの関係もあってか、Legendではマーケットからダウンロードできません。
Liteも搭載されていませんから、実質的に今のところFLashは使えない状態です。
まあiPhoneと同じですね、ははは……。
違うのはいずれ使えるようになることかな。(※チップセットの関係でFlash Player10.1は使えない可能性がががが)
・いくつかの互換性
Eclairでは動いていたのにFroyoでは動かないアプリが幾つかあります。
特に困るものは無いのですが(代替アプリか、バージョンアップで)、そういうこともある、ということで。
・HTC SenseUI、HTC類のツールが使えなくなる
これは良し悪しです。Froyoの標準UIは非常に使いやすいですし、ウィジェットで似たような形にできます。
HTC SenceUIはメモリ食いだった、という人もいますし、ね。
でも、HTCのClockウィジェットは見やすくて好きだったので少し惜しい、かな?
(似たようなものが少なからずマーケットに出回っているところを見ると、やはり人気はあるみたいですね)
・マルチタッチできるアプリの一部で挙動不審?
googlemapでピンチアクションすると、ひたすらズームしちゃって塩梅が悪い等。
もっとも、ボタンで対応できますけど。
他にも似たようなことが、ちょっとだけありました。調整の問題?
本日もお美しゅうございます、閣下。 |
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